【英語の絵本】お気に入りベスト5/500冊中

おつかれさまです、若菜です。

 

英語の絵本が好きでコツコツと読み漁っているのですが、先日、目標1,000冊の半分である500冊を突破しました!

 

9ヶ月前に、100冊読んだ記事を書いておりました↓

www.wakanadesu.com

 

「絵本を書きたいならば、まずは世にある絵本を1000冊読めっっ!」

とはよく言ったものでして...(ほんとに参考書にいつも書いてあるし、先生にも言われる)

 

まだ半分しか到達してないのですが、このペースで行けば、日本に帰るまでには1000冊読めるかなというところ!

 

もっともっと爆発的なスピードで読めなくはないのですが、図書館に行くのが意外とタイヘンで。。。という言い訳。

 

今日は、500冊突破を勝手に記念して、500冊中のお気に入りベスト5!を紹介していきたいと思います。

 

「名作絵本」は他にも沢山あるのですが、名作であり、更に私のお気に入りである5つに絞ってみました!日本のAmazonリンクも貼っていきます。

 

私のお気に入り英語絵本ベスト5!/500冊中 

 

Rabbityness

f:id:wakanapooh27:20191118062925j:plain

この本をはじめて読んだとき、なんてカラフルで夢のある絵本なんだ!と感動しました。

f:id:wakanapooh27:20191118063105j:plain

でも、ストーリーは切なくて、深くて。

 

大学の絵本づくりのワークショップへ行った時に、見本として紹介もされました。賑やかなページもあれば何もないページもあり、メリハリがとてもあって、最後のページまで心を離さない素晴らしい絵本です。

 

 

Up and Down

f:id:wakanapooh27:20191118062937j:plain

 

この本については、好きすぎて、以前も一度記事を書いたことがあります↓

www.wakanadesu.com

 

たぶん、今まで出会った中で1番好きな絵本です。そして、オリバー・ジェファーズが私の1番好きな絵本作家です。

 

2番目に好きなオリバージェファーズの絵本"How to catch a star"のリンクも貼っておきます。星をどうしてもつかまえたくて奮闘する男の子の話です。この本も、めっちゃオススメです!

 

 

AALFRED AND AALBERT

f:id:wakanapooh27:20191118062953j:plain

最近とても売れっ子のMorag Hoodという作家の絵本です!

 

昼間起きて活動しているAALFREDと夜に活動しているAALBERT、今まで出会うことのなかった2匹のaardvarks(ツチブタ)が、あることをきっかけに出会い、理解しあっていくというハートウォーミングなお話。めちゃくちゃ良いです。

 

Moragの絵本は、キャラクターが個性豊かでかわいくて、色味が鮮やかで、飾っておきたくなるような絵本ばかりです。

 

彼女はエディンバラ出身&在住の絵本作家です!私はワークショップに参加したこともあって、サインもいただきました。へへ。

サインもらったときの記事↓

www.wakanadesu.com

 

"The Steves"(日本語版は『タローズ』)もかなりオススメ!

 

 

The Wolf The Duck & The Mouse

f:id:wakanapooh27:20191118063006j:plain

オオカミに食べられてしまい、オオカミのお腹の中で暮らすアヒルのもとに、ネズミがやって来る(同様に食べられてしまったため)お話。

 

一番最高なシーンはここ!

f:id:wakanapooh27:20191118063016j:plain

何が起きたかだいたい予想つきますよね?

 

イマジネーションに溢れた、滑稽なお話!イラストがイケてるのは言うまでもありません!

 

 

Doctor de Soto 

f:id:wakanapooh27:20191118063023j:plain

「ネズミを食べてしまう動物はお断り」というはり紙をしている歯医者さんに、「どうしても診てほしい!」とキツネが押しかけてくるお話。

 

食べられてしまいそうなピンチを、ネズミが賢く切り抜ける痛快なストーリーです。

 

これは「名作!」の一言です。

 

 

以上!

私のお気に入り英語絵本ベスト5/500冊中でした!

 

ほんとはまだまだ大好きな絵本がたくさんあるので、また別の記事で書いていきたいと思います!

  

おわり。

エディンバラ・ブックフェスティバル2019体験記

おつかれさまです、若菜です。

 

エディンバラは今、お祭りシーズン!

 

フリンジフェスティバル、インターナショナルフェスティバル、アートフェスティバルetc...

 

たくさんのフェスティバルが同時開催されていますが、私はブックフェスティバルに潜入してきました!

 

 

どんなフェスティバルかというと...

f:id:wakanapooh27:20190819004125j:plain
●作家のトークイベントがあったり...

●ストーリーテリングイベントがあったり...

●子どもが遊べるエリアがあったり...

●お酒が飲めたり食事ができたり...

●ブックショップがあったり...

f:id:wakanapooh27:20190819004128j:plain

イベントは有料のものも多くありますが、会場への入場は無料。

大人も子どもも楽しめる、本のお祭りです! 

 

絵本づくりを勉強中の私は、

気になるトークセッション3つ聞きに行ってまいりました。

f:id:wakanapooh27:20190819004118j:plain

様々な国の絵本業界の状況、絵本が担う役割、絵本の作り方など、なかなか勉強になりました。

 

一番うれしかったのは、参加したトークイベントの中のひとつにMorag Hoodというエディンバラ出身の絵本作家が来ていて、イベント後にサインをしてもらったこと!

 f:id:wakanapooh27:20190819004203j:plain

おしゃべりもできて、ツイッターでもつながれて、大満足!

 

良き出会いになりました。 

 

楽しくなって、フェスティバルのオリジナルマグカップも衝動買いしてしまい(結構かわいいですよね?)

f:id:wakanapooh27:20190819004719j:plain

1人でブックフェスティバルを満喫。

 

あとは、夜にEdinburgh Ginを飲みながら作家のトークが聞けるイベントに参加したいなーと思ってるところ。

 f:id:wakanapooh27:20190819004129j:plain

エディンバラでの夏を満喫しております。

 

おわり。

イギリスで絵本づくりを学ぶ!3日間のワークショップに参加しました。(パート1)

おつかれさまです、若菜です。

 

先日、エディンバラ大学のオープンラーニングコース "Development of Picture Book"というワークショップに参加してみました。

 

6時間×3日間の短期集中型コースでしたが「絵本の作り方」をバッチリ学べました!

 

この記事では、ワークショップ内でやったエクササイズをできるだけ細かく書いていこうと思うので、絵本づくりを学びたい、やってみたい、と思っている方がいらっしゃったら、ぜひ試してみてください。

 

とにかくこのコース、とってもよかったです。

 

ライティングとイラストの先生が1人ずついて、それぞれのプロセスをどう進めるのか、また、同時に進めるプロセスも学ぶことができました。

 

 
今日はパート1!

1日目 午前中の授業をまとめていきます。

 

ライティングとイラストレーションを掛け合わせた授業でした。

 

1.色画用紙でお気に入りの形をつくる

まずはじめに、ランダムにいろいろな形に切られた色画用紙が配られました。

 

その色画用紙を組み合わせて、キャラクターの原型をつくります。

 

3つ作って、一番気に入ったのを1つ選びます!

 

私のは、こんなかんじ....

1つ目

f:id:wakanapooh27:20190805070801j:plain

2つ目

f:id:wakanapooh27:20190805070806j:plain

3つ目

f:id:wakanapooh27:20190805070805j:plain

 

3つ目が一番お気に入りだったので、こいつを選びました!

 

これを、のりで紙に貼りま〜す。

 

2.形をもとにキャラクターを描く

この形をもとにして、好きな画材で、キャラクターを描いていきます。

f:id:wakanapooh27:20190805070751j:plain

なにやらカラフルな農作物のキャラが生まれました~。

 

どうなることやら…

 

3.設定を付け足していく

このキャラクターについての情報を、紙にどんどん書いてゆきます。

 

まず、このキャラクターの名前(もし思いつけばでOK!)

 

この農作物は、ラディッシュっぽかったので「ラディー(仮)」と命名。

 

そして、このキャラクターが

①好きなもの

②求めるもの(欲望)

③必要なもの

④嫌いなもの、いらないもの

⑤4の理由

 

を書き出していきます。

 f:id:wakanapooh27:20190805070700j:plain

ラディーは、しゃべること、学ぶことが好きで、成長したいという欲望を持っていて...でも、収穫されるとみんなと離れ離れになるのがいやで...

  

というようなかんじで....

 

まとまってはいないけれど、だんだんと、この農作物が生きる世界が生み出されてきた感じがします。

 

4.頭をリセット!別の画材で無意識に'障害物'をつくってみる

一旦頭をリセット!

ランダムに画材とインクが配られ(ペン、スポンジ、スタンプ、コラージュ用の紙etc…)何も考えずに、何かの形を描きます。

 f:id:wakanapooh27:20190805073910j:plain

それをキャラクターにとっての"障害物"と見立てます。

 

そして、キャラがそれを乗り越えていく様子を描き足していきます。

 

私は何やら「崖」のような形を無意識に書いていて…

 

「ラディーが住む場所の近くに、崖の上の街がある?」みたいなアイディアが生まれました。

 

 

5.再び色画用紙!ランダムにシーンをつくってみる

今度はランダムに配られた3つのいろいろな形の色画用紙を自由に組み合わせて紙に貼り付けます。

 

これを、この物語に出てくるどこかの「シーン」と見立てます。

 

私は、崖の上の端っこのシーンみたいになりました。

 f:id:wakanapooh27:20190805073858j:plain

そのシーンに、自分のキャラクターを描き込んでいきます。

 

そして、そのシーンの文章を5〜6文書きます。

 

 

以上!1日目午前中の授業はおわり!

 

これだけ色々やると、結構自分のキャラクターと、それを取り巻く世界観のアイディアがまとまってきました。

  

ここで生まれたキャラクターと3日間ともに歩んでいくことになります!

 

ワクワクと不安。

 

3日間で、どこまで進められるかな~。

 

パート2へ続く!

英語学習にも◎大人にも絶対読んでほしい!Oliver Jeffersの名作絵本の数々。

おつかれさまです、若菜です。

 

今日は結構マニアックな海外絵本の話...

 

日本にいたときは全く知らなかった絵本作家

 

オリバー・ジェファーズ(Oliver Jeffers)についてです。

 

以前にも一度記事を書きましたが、この人、天才なんです。

www.wakanadesu.com

 

  

ため息のでるような深イイストーリー

 

ゆるいテイストだけど、凝った美しい絵柄が魅力。

 

子どもにも大人にも愛される絵本ばかりです。

 

「あぁ、こんな絵本がかけたらどんなに素晴らしいだろうか」と、日々思わされるのであります。

 

中でも私が一番好きな作品は...

 

"UP and DOWN"

f:id:wakanapooh27:20190610063138j:plain

ある男の子とペンギンとの友情が描かれています。

 

〜あらすじ〜

ペンギンがある日、「空を飛びたい」と思いたち、2人で力を合わせてなんとか飛ぼうとするのですが、どう頑張ってもなかなか飛べないのです。

 

思いつめたペンギンは、ある理由から、男の子の前から姿を消してしまいます。

 

心配になった男の子はペンギンを一生懸命探し、心当たりのある場所へ向かいます。

 

なんと!ペンギンは大砲となって空を飛んでいました。

 f:id:wakanapooh27:20190610063222j:plain

 

男の子は必死に、空から落ちてきたペンギンをキャッチ!

f:id:wakanapooh27:20190610063241j:plain


そして、ぎゅっとハグをしながら、ペンギンにある重大な事実を伝えるのです。

 

ペンギンがどれだけ頑張っても飛べなかった理由。 

 

それは...

 

"Because penguins don't like flying."

「ペンギンは飛ぶのが好きじゃないんだよ。」

 

なにそれ、天才すぎる....!!!

 

できないことがあったっていいし、

無理する必要なんてないし、

でもふたりで飛ぼうとがんばった思い出を否定することもないし、、、

 

友情やで。

 

泣けます。

 

 

 

まぁこんな調子で、その他の絵本もめちゃくちゃハイクオリティで

 

「はらぺこあおむし」や、「かいじゅうたちのいるところ」などの有名クラシック絵本に負けないくらい素敵な絵本です。

 

以下、Oliver Jeffers おすすめ絵本をさらっと紹介して終わりにします。

 

"Here we are"

地球とはどんな星かを子どもたちに伝えたいという思いから作られた絵本。 

とにかく、絵柄が美しすぎます。傑作。

 

 

"How to catch a star"

星が大好きで、どうにかして星を捕まえたい男の子の話。

男の子の一生懸命さに心動かされるストーリーです。 

 

"Lost and found"

"Up and down" の前のお話。

いかにしてこの2人が出会い、友達になったか。かなりの名作。

 

"Imaginary Fred"

実在しない、空想のお友達Fredのお話。

他の本に比べてちょっと文章が長め、ストーリーも難しめですが、かな〜り深い。

 

 

使われている英単語も難しくないので、英語学習にもいいと思います。

 

ぜひぜひ、読んでみてください。

 

おわり。

子どもと一緒に英語を勉強!英語の絵本 わたしの好きな作家ベスト3!

おつかれさまです、若菜です。

 

私は昨年から絵本にハマって、図書館で借りまくっています。

 

エディンバラの図書館で、年間貸し出し冊数ランキングで上位にランクインしていること間違いなしです。

 

1月に書いた記事では、英語の絵本 定番5冊をご紹介しました↓

www.wakanadesu.com

 

今回は、私の好きな作家さんを3名紹介しようと思います。

 

1. Shirley Hughes(シャーリー・ヒューズ)

 

この方を我が家では"巨匠"と呼んでいます。

 

92歳のおばあちゃんで、これまで200冊以上の絵本を出版しています。

 

巨匠としか言いようがありません。

 

一番有名な作品は"Dogger"(邦題: ぼくのワンチャン)

f:id:wakanapooh27:20190328202521j:plain

大事にしていたイヌのぬいぐるみがなくなって悲しみ、再会できて喜ぶ、子ども心をくすぐるストーリーです。

 

"ALFIE"という男の子の日常を描いたシリーズも有名です。

f:id:wakanapooh27:20190328202527j:plain

こちらは、主人公ALFIEの目線で日々のあれこれが素晴らしく美しく描かれています。

 

そんなShirley Hughesの本の魅力は...

 

その① 情景描写の細かさ

 

何気ない暮らしの中のしあわせや美しさを切り取って文にしています。

 

私が一番好きなのは...

 

ALFIEがおばあちゃんと一緒にクッキーを作るくだりで、

 

「粉を敷いた上に生地を伸ばすとくっつかないよ」とおばあちゃんが教えてくれて、その通りにやったら本当にくっつかなかった!

 

という描写があるんです。

 

いや〜、こういうのが、最高にいいんですよね。。。

 

(わかっていただけます...?)

 

こんなに何気ない描写なのに、日常のしあわせを感じられて、子供目線の小さな気づきと驚きを捉えていて、、巨匠、、最高です。

 

その② 流れるような文章

 

文章が天才的に綺麗で...(英語ネイティブスピーカーではない私にですら伝わってくるのです。)

 

まさに、川のように流れる感じ。

 

絵本って結構、子どもを楽しませるために

 

韻を踏んだり、繰り返しをしたり、リズミカルにしたり、そういった手法が多いのですが、

 

この人の本は、淡々とした文章の中に(もちろんリズムはいいのですが、わざとらしくなく流れるような文章)楽しさがあります。

 

この人の本を全部読んで日本に帰ろうと思っています!

 

2. Oliver Jeffers(オリバー・ジェファーズ)

 

この人は、とにかくセンスに溢れています。

 

私の一番好きな作品は、"Lost and found" と "The great paper caper"です。

 

(1つに絞れてない。)

 

Lost and found は、迷子になったペンギンを南極まで送り届けてあげる話。

f:id:wakanapooh27:20190328202519j:plain

送り届けたのはいいのですが、ペンギンは実は迷子なのではなく、寂しかっただけなのです。

 

一度さよならしたあとの、再会シーンが胸キュンです。

 

 

The great paper caperは、絵本にしては珍しいミステリー調。

f:id:wakanapooh27:20190328201251j:plain

ある森で、何者かによって日々少しずつ木が伐採されていくという事件が起き、その謎を追う話。

 

大人が読んでも、話がふつうに面白い。何回でも読みたい本です。

 

そんなOlive Jeffersの本の魅力は...

 

その① イケてるイラスト 

個性的。おしゃれ。かわいい。ふしぎ。

f:id:wakanapooh27:20190328202525j:plain

子どもウケしそうな絵柄だけど子どもっぽすぎず、部屋に飾っておきたいようなデザイン。

 

その② 大人が読んでもおもしろいストーリー

決して難しいストーリーではないのですが、本質をついた、大人までハッとさせられる内容の本が多いです。

 

子ども騙しの内容ではなく、深〜いストーリー展開です。

 

 

3. Rob Biddulph(ロブ・ビダルフ)

 

いまイギリスで今一番?売れっ子絵本作家なのではと思います。

f:id:wakanapooh27:20190328202504j:plain

デジタルのイラストがとにかくうまい人。ストーリーも結構シュールで面白いです。

 

そんなRob Biddulphの本の魅力は...

 

本当に絵柄が細かくて、さらに構図がとってもおもしろい!!

 

クラシック絵本ではなく、"イマドキ絵本"というかんじです。

 

2017年に出た絵本 "ODD DOG OUT"

f:id:wakanapooh27:20190328201249j:plain

かわいすぎて衝撃を受けました。

 

絵本で総柄って...

f:id:wakanapooh27:20190328202622j:plain

あぁ...めっちゃかわいい。。

 

文字の配置もおもしろくて、でも読みづらくはなくて。

f:id:wakanapooh27:20190328201244j:plain

ほんとに素晴らしい作家で、絵本を読むたび幸せな気分にしてもらってます。

 

 

今回の記事は若干マニアックになってしまいました。

 

もしご興味ある方。ツイッターに絵本レビュー書いてます。

twitter.com

 

読みたい絵本がありすぎるけど、大人だし、生きていく上で他にしなくてはならないことがあるから、追いつかない...

 

何もせずに絵本だけ読んでいたい28歳でした。


おわり。