スコットランド エディンバラの語学学校の話

おつかれさまです、若菜です。

 
私がスコットランドにきてから何をしていたかというと、4月中旬〜10週間、語学学校に通っていました。
 
これは、大学時代、外国語学部英米学科生だったくせに英語しゃべれない 通称"ニセ英米学科生” という人生最大の汚名を返上するための戦いでした。。
 

英語に挫折した大学時代

 

 ...そもそも大学時代なぜそんなことになってしまったかというと。
 
長くなってしまいそうなので端的に言います。
 
「心折れた」からです。
 
私は英語が好き!と思って英米学科に入学したものの、既に英語がペラペラな同級生たちを目の当たりにし、英語が嫌いになってしまったのです。
 
さらに、体育会ラクロス部に入り部活漬けの日々になったこともそれを後押しし、英語学習から遠ざかっていく結末となりました。
 
いやー恥ずかしい。なんとも残念なことであります。
 
今どき語学学習に時間とお金を割くなんてナンセンスだと言われるかもしれません。
 
たしかに、AIが瞬時に通訳してくれる時代がすぐそこにきっとあると思います。
 
しかしながらそういう問題ではないのです!
 
私は、心の中にある大きなしこりを取り除きたいのです!
 
 

エディンバラの語学学校 ECS Scotland

 
ここからは、私が通っていた語学学校について書いていこうと思います。
 
 「よし、エディンバラで語学学校に行こう!」と決め、いくつかの候補の中から最終的にはインスピレーションで決めました。
 
それが、ECS Scotlandという語学学校です。 

www.ecsscotland.co.uk

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↑ このページを見て決めたのですが、「校長先生家族によって運営されており...」とか書いてあって、なんだかちょっと怪しいですよね。この情報でよくここ選んだな、と旦那には言われました。(確かに...!)

 

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でも結果、最高にステキな学校でした!

 

まず、授業の質がとってもよかったです。

スピーキングが中心の授業構成で、とにかくしゃべる訓練をしたかった私にはぴったりでした。

 

そして、家族経営というだけあって、英語学習以外のことにも相談に乗ってもらえて、本当にスコットランドのファミリーと思えるような温かい学校でした。

 
生徒数は、ハイシーズンは約40人いるそうですが、私がいた10週間は15〜20人ほど。
 
そして1クラスの最大人数は5人です。
少ない!授業中いっぱい喋れる!これがこの学校の一番の特徴です。
 
生徒の国籍は、ヨーロッパ人がほとんど。
 
アジア人は結構アウェイ。アジア人の中では日本人が一番多く、常時0〜3人いるかいないかくらいでした。
 
学校の行事で、週に1回みんなで遠足をします。
 
植物園に行ったりお城に行ったり博物館に行ったり演劇を観たり。ガイドもつけてくれるので、毎週楽しみでした。
 

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そしてなにより私にとって一番良かったことは、世界各国の人生のパイセンたちと話ができたことです。

 

この語学学校は大人向けの学校なので、生徒たちのほとんどが私より年上でした。ヘタすると親世代。

 

そして、その年になってまで語学学校に来るモチベーションがあるだけあって、みんなとっても前向き。

 

私がなぜスコットランドに来たかを話すと、パイセンたちは皆ありがたきお言葉をくれたのです。

 

世界各国のパイセンからのありがたきお言葉

「君は絶対に何かの学校へ行って、エキスパートになるべきだ。」byアルゼンチン人のおやじ(マラドーナ似)

「この2年はあなたにとって最高の機会だわ。いろいろなことにチャレンジしていれば、"これだ!"と思うことは突然舞い降りてくる。」by髪やたら短いスイス人のおばさま

「あなたの性格からすると、ここで絶対に仕事をしたほうがいいわ。毎朝何時に起きて何時に出かけて、何時に帰って何をするっていうルーティーンがあなたのここでの暮らしを良くすると思うわ。」by前職を辞め弁護士を目指すオーストリア人のお姉さま

「僕にも同じ年くらいの娘がいるから、考えるだけで心配でたまらない。けどその年でこんなことをするなんて、それだけでほんとうに素敵だ。夢を見つけて幸せな2年にしてほしい。」byめちゃハゲてるのにかっこいいドイツ人のおじさま

「私も昔一度職を変えたけど、何一つ後悔はしてないわ。でもやっぱり、何かを勉強して何かのプロになることで、新しい生き方が見えると思うわ。」by友達のお母さんにいそうなフィンランド人のおばさま

 
こんな感じで、世界各国のパイセンたちは 経験談を交えながらたくさんの励ましをくれるのです。
 
そしてわかったことは、国ごとに状況の違いはあれども、みんな一生懸命、楽しく人生を生きようとしているということです。
 
それは世界共通なのでした!
 
 

英語を学ぶ嬉しさ

 

最後にもう1つ、嬉しかったことがあります。
 
私のひよっこレベルの英語力により、来てすぐの時には会話が成り立たなかった生徒と、最後にはちゃんと真面目な話ができるようになったことです。
 
言語学習の楽しみは、やはりここにあるんだなと思いました。
 
これはどれだけ翻訳ロボットが発展しても絶対に変わらないことです。
 
生身の人間同士の会話って、とっても大切だし、なにより気持ちのいいことだなぁと、しみじみ思ったのでした。
 
とはいえ、まだまだ全然喋れないので、継続して勉強です!
 
多分今は「カタコトだけどやたらよく喋るなコイツ。」って感じの外人レベルです。 
 
でもあと少しで、心のしこり取れそう!
早くしこり取りたい!
 

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おわり。