おつかれさまです、若菜です。
信じられないかと思いますが、スコットランドはもうそこそこ寒いです。
最近は、ユニクロのウルトラライトダウンを薄手のコートの下に着て出かけるほどになりました。気温はだいたい10度前後です。
ある日の夜、バスルームから、プシュー!という音が聞こえました。
給湯器周辺をみたら....
プシュシュシュー!
うわ、パイプから水が漏れてるー!
ネットで直し方を調べましたが、どうやら自分ではできそうにありません。しかもこのまま放置してガスを使うと危険とのことで、給湯器を止めなければなりませんでした。諦めて、次の日の朝 不動産屋に連絡することに。
「仕方ない、今日は冷水シャワーだね。」
冷水シャワー初日。
とにかくめちゃくちゃ冷たくて、まさに滝行。全身鳥肌が立ちました。しかしながら、出たあとは意外と爽快感があって、「あれ?これ、たまにならいいかも!やみつきになるかも?」と思ったのでした。
2日目。
朝一で不動産屋に電話。
電話ごしに「わかった。今日中に修理に行く。」と担当者が言いました。
... と、私は思いました。もし違ったなら私の英語力不足。いやでも、確かに言ったはず!
12時
.....こない。まあでも、まだこないよね、「今日中」だし。
15時
......こない。あれ?これ、今日、ほんとにくる?
18時
......こない。でももしかして、業者が丸1日修理に回ったあと、最後にきてくれるかも?
21時
......こない。終わった。
というわけで、冷水シャワー2日目。
2日目はこの表情。
くー!冷てー!
ひゃー!冷てー!(楽しくて笑ってる?)
タオル、あったけ〜!(タオルは常温。)
水は相変わらず死ぬほど冷たかったですが、「こんなことも楽しく乗り越えられる夫婦になろうね!」という感じで、むしろなかなかハッピーな雰囲気。
だって、冷たい水浴びるのも今日で最後だもん、明日は絶対、温かいシャワー浴びれるしね!
3日目。
朝から不動産屋に苦情のメールと電話。「昨日中に修理にくると担当者が言っていたが、誰もこなかった。私たちは冷水シャワーを浴びることを強いられている。いつ、何時にくるか、はっきり連絡ください。」と強めに主張。
さすがにこれにはすぐ連絡がきて、「いつ行けるか確認して連絡する。」とのこと。
.....その日中には修理に来ると信じていました。だって、日本だったら、こんな状況、絶対すぐ来てくれるもん。しかしなかなか連絡は来ず・・・
17時
「明日の午前中に行きます。」と返事が。
「ガビーン!てか、そもそも連絡遅いよ!連絡するだけなのに何時間かかってんだよ!対応悪すぎだろ!」
というわけで、冷水シャワー3日目。
もう嫌だ、もはや何も楽しくない。この水がどれくらい冷たいか体が覚え始めているから、浴びる前から冷たさが想像できちゃって、なおさら辛い。
全裸になり、シャワーの前まで行ったものの、あまりに嫌すぎて、シャワーを浴びることができませんでした。3日目は、さすがに無理です。
とはいえ体を綺麗にしたかったので、旦那の名案で、電気ケトルでお湯を沸かし、濡れタオルで体を拭き合うことに。
介護老人のような気持ちで、とても虚しかったです。
キッチンで、お互いの体をふきふきふきふき。
次の日の朝、やっと工事業者がきてくれて、給湯器のパイプは直されたのでした。
3日ぶりに温水を浴びたときの喜びは、なんとも言い表せない幸せでありました。ホットシャワーのありがたみを感じました。
しかしながら、我が家の悲劇はこれでは終わりませんでした。(続く)