おつかれさまです、若菜です。
日本ではあまり馴染みがないですが、スコットランドではほとんどの家に付いている暖房器具「ラディエーター」
中に温水が通って、部屋を温める仕組みになっています。
冷水シャワー地獄を乗り越えた喜びも束の間、リビングダイニングにあるラディエーターが強烈な異臭を放ちはじめました。一難去ってまた一難とはこのことです。
(冷水シャワー地獄の話 ↓ )
スコットランドで滝行!?冷水シャワーで凍えた話 - おつかれさまです、若菜です。旦那と2人で会社辞めてスコットランドにいます。
この臭いが非常に強烈で、私も旦那も、頭が痛くなってしまうほどでした。どんな臭いかというと、、なんと言いますか.... 田んぼ食べたみたいな味?牛小屋に数時間閉じ込められた時の臭い? そんな感じの、草や土のような臭いでした。
早速、不動産屋に連絡。
しかしながら、給湯器の件で連絡しまくったせいで、もはやクレーマーとなってしまった私たちには、急ぎの対応などしてくれるはずもありません。例のごとく、放置されました。
窓も全開、換気扇もフル稼働しましたが、リビングでは暮らせないレベルの異臭でした。
そのため、止むを得ずリビングから避難、狭いベッドルームでの軟禁生活が始まりました。着替えるのも、化粧するのも、ご飯食べるのも、勉強するのも、パソコンするのも、全部ベッドの上です。
キッチンにも侵入できないため料理ができず、テイクアウェイの中華料理を買ったり、スーパーで惣菜を買ったり、ピザを買って帰ったり、、、、
あれ?ちょっと楽しくなってきてしまった。
ビールもベッドルームで グビグビっと飲んだりして。
順応性の高さが売りの私たち、気づいたときには、ベッドルーム暮らしが3日間続いていました。そしてついに、絶対に不動産屋がこない「週末」を迎えたのです。
3日+週末2日=計5日のベッドルーム生活が確定した瞬間、私たちはやっと事態の深刻さに気づきました。
「いかん、これ以上ベッドルーム生活を続けていたら頭が狂ってしまう。よし、自分たちで直そう。」
グーグルで検索しまくった結果、臭いの原因がホコリの可能性があるとの記事を発見したため、ラディエーターの中を掃除してみることに。
わざわざ近くのホームセンターに買い出しに行き、旦那お手製のラディエーター清掃器具「マツイ棒」ではなく「マツイ紐」を作成。
「よし!これでホコリとりまくるぞ!シュッシュッシュッシュッ。」
異臭を嗅ぎすぎたせいか、目がもうイッてしまっている。
この紐をラディエーターの中にスルスルっと通すと、中のホコリが取れて....
....という予定だったのですが、そもそもラディエーターの中にオレンジのモシャ部分が引っかかり、通らず。渾身の対処法も全く機能しませんでした。
この後さらに不動産屋の塩対応に苦しみ、しばらくベッドルーム暮らしが続いたのでした。
しかしながら幸いなことに、ラディエーターは自然治癒。一体全体なぜあんな臭いがしたのだ!?異臭の原因はわからぬまま、今に至ります。
めでたしめでたし。
(完)