おつかれさまです、若菜です。
今日は、スコットランドに住んでいて衝撃を受けたことの1つ、
紙幣について書いていきます。
スコットランドでは3つの銀行が紙幣を発行している!
日本では「日本銀行」しか紙幣を発行できませんが、
スコットランドでは3つの民間銀行が紙幣を発行しています。
日本で言うと、UFJ・みずほ・三井住友銀行が紙幣を発行してるようなもんです。
イングランドの銀行の紙幣も含めて、スコットランドでは4種類のお札が出回っています。
こちらは £10紙幣。
右上がイングランドの紙幣、描かれているのはエリザベス女王です。その他3種類はスコットランドの銀行が発行したものです。
最初見たとき、わけがわからなくて「え?偽札?」って思いました。
もちろんお札にはスコットランドの英雄が印刷されてます!
わざわざイングランドとは別で製造しているだけあって、お札にはスコットランドを代表する人物たちが印刷されています。
個人的に一番驚いたのが、この £20紙幣。
この兵隊さんらしき人物は一体誰なのかというと...
かつて、スコットランドがイングランドに戦いで勝ったときの王 ロバート・ザ・ブルース!
彼、スコットランドでは英雄的人物です。
こんな人をいまだに紙幣にするなんて、イングランドへのライバル心むき出しすぎやろ!
イングランド紙幣とスコットランド紙幣、もちろんお互いに使えます。
もちろん、スコットランドはイギリスの一国なので、スコットランド国内でイングランドの紙幣も使えます。
逆もしかりで、スコットランド紙幣も、イングランドで公的に使えるということになっています。
しかーし!
スコットランド紙幣、イングランドで拒絶される事件。
先日ロンドンに行った際、ショッキングな出来事が。
個人経営のちいさなレストランで食事をし、カードで支払おうとしたら...
お兄さん:「今日給料日で、スタッフに現金で給料払いたいから、もし可能であれば現金で払ってくれない?」
私たち:「全然いいよ〜」と、紙幣を渡す
お兄さん:「えっ」と固まる
私たち:「えっ、なにか...?」
お兄さん:「きみたち、スコットランドからきたの?」と怪訝そうな顔
私たち:「そうですが。えっ、もしや...」
お兄さん:「すまん、スコットランド紙幣しかないなら、カードでいいわ(笑)」
→結果、カードで支払うことに!
スコットランド紙幣、拒否されちまったよ...
公的には使えることになっているとはいえ、このように嫌がられるパターンもあるので気をつけないといけないということがわかりました。
関係ないけど、このレストランのパセリの盛り付けのセンスな!
ちなみに、このあと行ったフリマのおじさんは何も言わずにスコットランド紙幣を受け取ってくれました。
ちなみにこのフリマ↓
人と場所によるということですね。
いろんな場所で、試してみよーっと。
おわり。