クリエイティブ・ライティング講座 "Point of View"

おつかれさまです、若菜です。

 

私が今通っている、子どもの本のライティングコースの内容をまとめています、クリエイティブ・ライティング講座 その2です。

 

その1 "Show. Don't Tell"の記事はこちら↓

www.wakanadesu.com

 

前回、かな〜りマニアックな内容となってしまいましたが、

 

どなたかの何かの役に立てばいいなと祈りながら書いていきます。

 

(九割九分、自分のためですが。)

 

今回もさらにマニアックになることが予測されますので、ライティングに興味のない方は、ぜひ、読み飛ばしてください!

 

第2回のテーマは"Point of View"

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つまり、「何人称で話を書く?」

 

ということです。

 

一人称で書くのか、三人称で書くのか...

 

ストーリーの内容によって、ベストな選択をしましょう!

 

まずは一人称、三人称それぞれの特徴について説明していきます。 

 

一人称

 

読者に対し、リアリティや親近感、そして主人公の心情をぶつけることができます。

しかし一人称を使った場合、常に主人公に注目していなければいけません。これは物語を作る上で、かなりの制限となります。

 

三人称・主観的視点

 

三人称を使いながらも、「情景」とキャラクターの「心情」両方を描写していく方法です。

筆者は、外からでも、内からでも、シーンの中を自由に動き回ることができます。

 

※注意点

マイナーなキャラクターの心の中に入り込んではいけません!それをすると、話の筋がブレてしまうからです。もし色々なキャラクターの心の中が描写したいなら、チャプターを分けてそれぞれのキャラクターを描くなど、形式を検討することが必要です。

 

三人称・客観的視点

 

これは、主人公を含む全てのキャラクターの「心情」は描写せず、情景のみを描写していく方法です。

 

つまり、「彼は○○と思いました」などということは一切書かず、「情景描写」だけで、キャラクターの心情を伝えることが必要なのです。

 

まさに映画のようなもの!(ナレーションは除く) 

 

なんだか一番難しい気がしますが、うまくいけば読者を最もストーリーの中に巻き込むことができる方法でもあります。

 

ちなみに、この方法で物語を書くと、とってもライティングの練習になるそうです。

  

Let's start writing!

 

この日やったエクササイズを紹介します。 

「三人称・客観的」でワンシーンを書く

「一人称」で同じシーンを書く

1と2を合体!⇨「三人称・主観的」で書く

これを2人組でシェアし、フィードバック。

 

⇨感想

「三人称・客観的」で書いていたストーリーを、「一人称」で書いてみると、 三人称のときには出て来なかったような、心の奥底に秘めた主人公の気持ちが浮かび上がってきました。

 

また、気持ちだけではなく「物理的な視点」も主人公の目線になるので、主人公の目から見える景色を書くことができました。

 

そして一人称で書いた文章を、三人称・主観的に置き換えていくと...

三人称で書いたときよりも深〜い心情描写に変貌を遂げるわけです。

 

とっても効果的なエクササイズでした!

 

 

今回のまとめ...

  

自分のストーリーが一番活きるPoint of Viewをえらぼう!

  

以上!

 

この日は難しくてかなり疲れて、帰り道発狂しそうでした。

 

おわり。