おつかれさまです、若菜です。
今日は ”旦那と2人で会社辞めてスコットランドにいます”
...なんてことになってしまった経緯について書いてみようと思います。
私「結婚します!会社辞めます!2年、スコットランド行ってきます!」
みなさん『お、今どき、寿退社か!旦那さんの海外赴任?いいね!おめでとう!』
私「あ、違うんです、旦那も仕事辞めるんです!2人で無職で学生やります!」
みなさん『なにそれ!大丈夫なん?』
というやりとりを2017年終盤、みなさんとさせていただき、たくさんの方をびっくりさせてしまいました。
また、スコットランドにきてからも、この話を語学学校の先生や友人にする機会がありますが、「Wow!結婚、退職、海外移住を同時に決めたの?!OMG...」と、ここでも、たくさんの方をびっくりさせてしまいました。
そんなみなさんからの驚きを受けながらも私が”会社辞めてスコットランドにきた理由"は、、、
旦那の決断に便乗して
「人生もっと豊かに楽しくしてやろう!」と思ったからです。
昨年8月...
旦那は、自分のやりたいことを追い求め、スコットランドの大学院で2年間、映像演出を学ぶことを決断しました。
そして8月末の私の誕生日...
「ぼく、外国に勉強に行ってくるから、2年間待っててね!.....パカッ」
"担保"の婚約指輪を渡されました。
「きゃっ、プロポーズ...!?ありがとう!だいすき!わかった!うん、がんばって待ってる!」って...
なるわけねぇだろー!!!
なにそれ!自分が会社辞めて海外留学してる間、2年おとなしく日本で待ってろだと?!
正直、「ずるい!」の一言につきました。
私だってそんな経験してみたい!悔しい!
でも、私1人ではそんなことをやる行動力はなかったのが、さらに悔しかった。
せっかくプロポーズされたのに、「この人と結婚できる!」という喜びはどこか遠くへふっ飛び、いろんな気持ちがぐるぐると。
でももちろんそのときは、一緒に行くことになるなんて、夢にも思わなかったわけです。
実は、最初に「2人で一緒に行く案」を出したのは、なんと、母でした。
「結婚しようと思っている相手がいる、そしてその彼がこれから2年間海外留学しようとしている」と伝えた瞬間、「一緒に行きなよ!」と言ったのです。
(瓶ビールを何本か飲んだ後ですが。)
その後色々とビザについて調べたところ、なんと、ある一定の基準を満たした大学院生の配偶者は留学に帯同できる、しかも、働けるということがわかったのです。
そんなルールがあるなんて、思ってもみませんでした。世の中、知らないことばっかりです。
そこから、「2人で一緒に行く案」が本格的に浮上し、協議に入りました。
このとき。
生まれてはじめて私は、これまでの人生を振り返り、これからの自分の生き方を考えてみたのでした。
考えてみれば、これまでの人生、なんかいろいろと頑張ってやってはきましたが、 気づいたら、27歳になっていたのです。
子どものころから、
成績はまあまあ良くて、
運動もまあまあできて、
お稽古ごともたくさんやって、
苦手なことのない子ども時代を送って、
大学も地元では賢いと言われるところへ行って、
大学時代はラクロス部70人のキャプテンをやって、
大学卒業後は、激務(?)と噂の某大手印刷会社で営業として働いて。
...なんか結構色々と、タフに頑張ってきたつもりだったんです。
そして私の唯一の取り柄である「愛され力」(手前味噌ですが。)のおかげで人に恵まれ、とっても幸せに過ごすことができていました。
でも、気づけば、自分オリジナルの意志で切り開いたものは何ひとつなくて。
そう、私が幸せだったのは、みなさんに幸せにしてもらっていたからだったのです!
「あれ!自分って何者?何やって生きていこう!そもそも、何が好き? ...わからん!」となってしまっていたのです。
だから会社を辞めるということに直結したわけではありません。
会社にいながらできることなんて山ほどあるし、逆に辞めたらできなくなることもある。
それに、まだ5年しかいないからあまり会社に貢献もできてない、今辞めるのは申し訳ないという気持ちもとっても強く。
でも正直、よりワクワクしたのは、日本に残ることではなく、無職になってスコットランドに飛んでみることでした。
もっと自分の頭ひねって考えて工夫して生きてみたいと思いました。
◆一度、身ひとつになって自分を見つめて、新しいことをやってみること。
◆旦那と一緒に暮らすこと。
この2つが、今の私にとって一番幸せなことだと思ったのです。
夫婦2人で会社を辞めてリスクばかりなはずなのですが、不思議なことに、全く迷いも後悔もありません。
2人で作戦会議をして、少しずつ、新しいことを始めています。
とはいえ、本当はカッコよく、色々と成功してからこの記事を書きたかったというのが本音です。
でも「これからスタート!」という今、この記事を書くことで、自分へおもいっきりプレッシャーを与えたいと思います。
私がこれから一体どうなってしまうのか?!
楽しみに見守っていただけたら、幸いです。