おつかれさまです、若菜です。
スコットランドと言えば、スコッチウィスキーです。
せっかくスコットランドに住んでるんだから、マッサンになろうなろうと思いつつ、ウイスキー学習に手がつけられていない現状...。
あぁ、マッサンになりたい。
早く、マッサンになりたい。
よし、マッサンになるために、まずは蒸留所に行ってみよう!
と思い立ち、エディンバラから一番近い、グレンキンチー蒸留所(Glenkinchie Distillery)へ行ってみることにしました!
前日に電話でツアーに申し込むと、エディンバラの街の中心まで、バスがお迎えにきました。
エディンバラ中心街から車で約40分で到着。
とってものどかなところです。
今回やってきた蒸留所の名前は、、、
グレンチンチン?グレンチンキー?
ではなく、「グレンキンチー」蒸留所です。
覚えやすそうで覚えにくい名前です。
ツアーの案内人は、こちらのベテランガイドのおじさま。
顔赤いし、あまりにも饒舌すぎるし、明らかに飲んでる...
まぁウイスキーツアーだから、いいとしましょう。
早速、ウイスキーの作られる工程に沿って、工場を見学していきます!
①麦芽処理(Malting)マッシュ(Mashing)
大麦を水に浸して発芽させます。
ウイスキーの主原料は、大麦と水。
これが、スコットランドで美味しいウイスキーが作れる理由なんです。
はぁ、なんてステキな国。
麦芽処理をされた穀粒は、お湯に浸されマッシュされます。その工程の中で、液体となって出てきた砂糖分が、麦汁ですね!
②発酵(Fermentation)
麦汁は冷却され、酵母が加えられます。そして、アルコールに変化していきます。
ご親切に、日本語パネルがありました!
しかし、、大事なところがめっちゃ文字化けしてる。
一体、発酵期間は何日なんだ!!!!
(2〜3日らしいです。)
蒸留(Distillation)
2〜3日発酵され、アルコール濃度8〜9%となった液体「もろみ(ウォッシュ)」を蒸留します。もろみは2度蒸留されます。
1度目の蒸留時にはロー・ワインと呼ばれる、少量のアルコールを含む液体が出来上がります。2度目の蒸留で、アルコール濃度65%程度の純粋な部分のみが蒸留酒容器に溜められます。
↑このポットスチルの形が、ウイスキーの特徴に大きく影響するそうです。
Spirit Safe (日本語訳は不明...)
蒸留された液体は、「スピリットセーフ」というところを通ります。ここでは、アルコールの濃度と品質を、スチルマンという人が、厳しくチェックするそうです。
熟成(Maturation)
できたての透明な蒸留酒は、オークやバーボン、シェリーなどの樽で熟成されます。
樽の中で熟成されるので、色がゴールドになっていきます。
私は知らなかったのですが、、、
一度樽に入れて熟成させ、その後違う樽に入れ替えてさらに熟成させたウイスキーを「ダブルマチュアード」というそうです。
ちなみに、3回熟成するものは「トリプルマチュアード」
世の中知らんことばっかです。
ウイスキーは3年以上熟成させなくてはいけないと法律で決まっているそうですが、シングルモルトウイスキーは8年以上熟成しているものがほとんどとのこと。
ちなみに、熟成の仕方で、70%くらい味が変わるそうですよ!
さて、お待ちかねの試飲タイム。
グレンキンチーだけではなく、いろいろな種類のシングルモルトウイスキーを試飲できました。どれも個性があって、とってもスモーキーでおいしかったです。
そしてそして!
このおじさん、ただの酔っ払い饒舌じゃなかったんです。
なんと、世界各国の言葉での「乾杯!」をほぼほぼ網羅しておりました。
ちなみに、イギリスやアイルランドの一部地域のみで話されているケルト語では「スランチェ!」です。
立派な特技ですね。私も覚えようかな、と思いました。
これにて、蒸留所ツアー終了。
ウイスキーのこと、この2年で詳しくなれるかしら。
マッサンになる日を夢見て、コツコツ知識を増やしていきたいです。
ちなみに、 「グレンキンチー」日本でも売っているので、ぜひ買って飲んでみてくださいね。
おわり。
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