おつかれさまです、若菜です。
今日は結構マニアックな海外絵本の話...
日本にいたときは全く知らなかった絵本作家
オリバー・ジェファーズ(Oliver Jeffers)についてです。
以前にも一度記事を書きましたが、この人、天才なんです。
ため息のでるような深イイストーリーと
ゆるいテイストだけど、凝った美しい絵柄が魅力。
子どもにも大人にも愛される絵本ばかりです。
「あぁ、こんな絵本がかけたらどんなに素晴らしいだろうか」と、日々思わされるのであります。
中でも私が一番好きな作品は...
"UP and DOWN"
ある男の子とペンギンとの友情が描かれています。
〜あらすじ〜
ペンギンがある日、「空を飛びたい」と思いたち、2人で力を合わせてなんとか飛ぼうとするのですが、どう頑張ってもなかなか飛べないのです。
思いつめたペンギンは、ある理由から、男の子の前から姿を消してしまいます。
心配になった男の子はペンギンを一生懸命探し、心当たりのある場所へ向かいます。
なんと!ペンギンは大砲となって空を飛んでいました。
男の子は必死に、空から落ちてきたペンギンをキャッチ!
そして、ぎゅっとハグをしながら、ペンギンにある重大な事実を伝えるのです。
ペンギンがどれだけ頑張っても飛べなかった理由。
それは...
"Because penguins don't like flying."
「ペンギンは飛ぶのが好きじゃないんだよ。」
なにそれ、天才すぎる....!!!
できないことがあったっていいし、
無理する必要なんてないし、
でもふたりで飛ぼうとがんばった思い出を否定することもないし、、、
友情やで。
泣けます。
まぁこんな調子で、その他の絵本もめちゃくちゃハイクオリティで
「はらぺこあおむし」や、「かいじゅうたちのいるところ」などの有名クラシック絵本に負けないくらい素敵な絵本です。
以下、Oliver Jeffers おすすめ絵本をさらっと紹介して終わりにします。
"Here we are"
地球とはどんな星かを子どもたちに伝えたいという思いから作られた絵本。
とにかく、絵柄が美しすぎます。傑作。
"How to catch a star"
星が大好きで、どうにかして星を捕まえたい男の子の話。
男の子の一生懸命さに心動かされるストーリーです。
"Lost and found"
"Up and down" の前のお話。
いかにしてこの2人が出会い、友達になったか。かなりの名作。
"Imaginary Fred"
実在しない、空想のお友達Fredのお話。
他の本に比べてちょっと文章が長め、ストーリーも難しめですが、かな〜り深い。
使われている英単語も難しくないので、英語学習にもいいと思います。
ぜひぜひ、読んでみてください。
おわり。